哲学者と象牙の塔

saiaku

同じ哲学案内本でもゾフィーの世界はわかりにくかったがこれはわかりやすく面白い。

まさに私がいってた「幸福を考えると水槽の脳みそでよいのでは?」はそのままでてくる。

自分は何か?一年前の自分と今の自分は同じなのか?でテセウスの船もでてくる。トロッコ問題も出てくる。トロッコ問題が「最大多数の最大幸福」に由来するとは思っていなかった(この本のベンサムさん怖い)トロッコ問題に関しては人命の数だけをみれば単純に多数を助ける方が正義だろう(じゃがいものように人間の命も同じとするなら)しかしこれは突っ込みどころ満載で、人間を出してきた場合人権がつきまとう。そして表向き人権はみな平等だといってもれる悪名札付き犯罪者老人と品性申し分ない家庭持ちの夫とでは社会的価値がちがうから、十人の悪名札付き犯罪者老人と品性申し分ない家庭持ちの夫一人どちらかを助けるとなると、単純に数の多い方にはなるまい。

そのあたり突っ込んでほしかったな。

あと、言葉の重要性とかプラトンのイデアだとか。これも例えばその辺のガラクタをくっつけ何だかわからないものを作ったとする(アートみたいなものだが芸術的要素も思考もない)これは何かのイデアの影なのだろうか?彼に言わせればイデアは生まれる以前から誰でも共通にもってるものだという。すると、何だかわからないもののイデアの影ということになるのか?ではこの物に「ぺポぺんぷっぷー」と名前を付ける。そうすると今まで何だかわからないものだったものがなずけた瞬間ぺポぺんぷっぷーのイデアの影になる。そしてこれは宇宙に一つしか存在しないからこれがぺポぺんぷっぷーのすべての要素が入ったイデアぺポぺんぷっぷーの最も再現度の高い影となる。ううむ・・