安楽死の問題


安楽死を提言できる政治家などいまい。どっちに転んでも叩かれるから。だから日本で安楽死は望めない。だから自殺が増える。公的に死ねれば面目も名誉もたつ、自殺はそうではない。だが死ぬということ自体は同じなのだ。
よくALSなどでも頑張って生きてる人のニュースがある。それをみて希望を見出す人もいるだろうが多くはそうストーリー的にはいかない。ALSの頑張ってる人ニュースはALSの悲惨さに目隠しするプロパガンダともいえる。実際の現場の声などニュースで聞いたためしがない。いやALSだけではないぞ、脳梗塞やアルツハイマー、パーキンソンなどでベッド生活をしてる人たちの声だ。
さらしは80過ぎての老人の声だ。ここまで長生きして良かった、100まで生きたいなどいってる老人など一人も。。一人もいない。。いつまで生きなきゃならんかね というのが全員。


母は96で手紙をよくくれるが、老いのつらさがほとんどだ。
母が芹沢出次郎というひとの文賞を抜粋し書き送ってくれた


「笑って死ねるか
裂けて通れない甥の道、わびしく悲しい人間生者必滅の宿命。
親を失い伴侶を失い健康を失い一つ一つ失い死に到達するまで生きていく。
長命とはそのために哲学か信仰をしっかり持つのが必要、老いることは死ぬより難しい。
人生の終章において幸福ならこれに勝るものはない。人間の価値が死にざまにおいて棺桶に蓋をして決まるのなら、俺の人生は面白かったと笑って死ねる心境が理想であろう、生きとし生けるもの共通の命題である。~~略


このあと演奏で死んだ若者より自分は幸福だったとか続いていくが
私が言いたいのは、笑って死ねる人など損案に多くはない。笑えるうちに死ぬのが理想で
先延ばしをすると笑うこともなくなる。ましてや私も(多くの人も)独身で子供がいない。
結局最後は家族に看取られることもなく孤独に死ぬ。長生きすればするほど。。だから
わたしは損切り覚悟をすべきと思う。
株に投資し投資金額を割った場合、そのままにしておくか それ以上損しないよう損切りするか?利益が出たとしても 10%儲かればいいと思うかもっと儲かりたいと思いリスクもとるか?私の63年間を振り返れば今までのところ総合評価で65点くらいだろう。これ以上よくなる条件はみあたらないから、ちょい儲けのあたりで〆るのが一番良いと思う